学問の必然性

 

■欲求の根本~俺はなぜこのように行動するのかの帰着点~

自分の欲求の"幹"は、自分自身の存在も含めて「この世の中はどうなっているの?その仕組と原因が知りたい」である。

すべての目的はここに帰着する。


■言語と概念

すべての概念の根本は「言語」である。

感情と直結する母国語の習得は必須である。


■古文・漢文の役割

すべての概念を握る母国語だが、ことに日本語はその成り立ちと近隣の言語からの影響が大きい。現代文は明治時代以降のもので、歴史は浅い。多くの古文書は漢文である。言うまでもなく、漢文は「古代中国語を古文読みした」ものである。よって古文も習得されることが望ましい。


■数学の役割

世の中を分析するときに分離されてきた、「抽象部分」だけを扱う概念の塊。自然法則から読み取れるいくつかの概念を、旧法則を保存させながら拡張させてきた概念体系。

抽象だけを扱うので、具体にはない抽象も作ることができる(概念の拡張)。このことによって、人間の五感では感じられない具体を抽象から推測することができる。よって、人間では直接感じ取れない法則を「試す」事ができる。物理との関連が強い。

今の時代の世の中の概念から得られた抽象の塊。

"量"を持つものの分析手段。


※【体系】

個々別々の認識を一定の原理に従って論理的に組織した知識の全体。


■物理

この世の中はどうなっているのか?をえげつなく追求する学問。


■化学

この世の中はどうなっているのか?を原子を最小単位として考える学問。現象が人間のスケールと近いところで起こるので、実生活が面白くなる。


■生物

生き物に関して「どうなっているの?」を問う学問。身体機能を調べるときは、化学との関連が非常に強い。



■地理

スケールを大きくして、「地球はどうなっているのか?また、それによって人間はどう行動しているのか?」を知る学問。


地球規模での時間的・空間的観点


■歴史

人間の感情と行動の時間的変化におけるの実験データ。

「人間は過去どのように行動してきたか。」

「集団としての影響を受けた人間はどのような振る舞いをするのか?」

「集団が個人に与える影響とその逆」

「集団と個人の相互影響はどのようなものか」

自然科学について言えば、

「どのようにしてこれらの概念が作られたのか」

を知る学問。










 
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